NHKも、フジテレビも・・・テレビ局のモラル無し
2008年 01月 22日
アリセプトがまるで夢のような認知症薬として宣伝していた。1/21(月)へのNHK社員のもくろみは外れ、世界的な株安に飲み込まれてしまっていたようだ。
内容も放送に耐えられるものでなく、医者=悪者のオンパレード。認知症への早期介入の大規模研究の成果があり、認知症専門家が昔からいっぱいいたかのような誤報道の数々・・・
【放送芸能】
世論の反発に自らけじめ インサイダー疑惑でNHK会長辞意
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2008012202081341.html
2008年1月22日 朝刊
NHKの報道局記者ら三人によるインサイダー取引疑惑で二十一日、引責辞任する意向を表明した橋本元一会長。ニュース原稿を“流用”して株式売買するという開局以来、前代未聞の不祥事が同局にもたらした衝撃は大きく、最高責任者がけじめをつけなければ、視聴者の信頼を失って受信料の不払いが再燃、経営に打撃を与えかねないと判断したようだ。NHKは同日、再発防止策も併せて発表。早期に事態を収拾する構えだが、こうした戦略が結実するかどうかは不透明だ。 (小田克也、安食美智子)
実は、以前、NHKに対して、インサイダー疑惑を持ったことがある
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健康食品のテレビ放映はインサイダー取引の可能性を考慮すべきだ 2005-11-07 12:03
・・・・どなたか真剣に調べてもらえないだろうか?
アルツハイマー病治療薬 アリセプトは費用効果的でない! ルーチンに使うべきでない 2004-06-25 17:10
“For donepezil, rivastigmine and galantamine, the cost savings associated with reducing the mean time spent in full-time care do not offset the cost of treatment sufficiently to bring estimated cost-effectiveness to levels generally considered acceptable by NHS policy makers.”( Health Technol Assess. 2006 Jan;10(1):iii-iv, ix-xi, 1-160.)・・・と、NHKがいうほど、その評価は一定したものではない。
テレビ局というのは自制できないようである・・・外部監査機関が必須だし、総務省の処分が甘すぎる。国民の健康を害する情報を頻回に生じている以上やはり厳正に行政が処分するのが適当
フジ番組「倫理違反」 霊能師企画、出演者へ配慮欠く 中日新聞 2008年1月22日 朝刊
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008012202081283.html
フジテレビが昨年7月に放送したバラエティー番組「FNS27時間テレビ『ハッピー筋斗雲』」内の企画について、NHKと民放でつくる「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は21日、「初めに霊能師タレントありきの企画で、出演者への配慮を決定的に欠き制作上の倫理に反する」との審議結果を「意見書」として発表した。
検証委は、昨年発覚した「発掘!あるある大事典2」捏造(ねつぞう)問題を踏まえ、「教訓が生かされず依然として『面白さ』を第一とする演出を繰り返している」と厳しく指摘した。フジテレビは3カ月以内に改善策を検証委に提出する。
問題となったのは、ボランティア活動に取り組む秋田県の美容院経営の女性を紹介した企画。(後略)
FNS27時間テレビ「ハッピー筋斗雲」に関する意見
http://www.bpo.gr.jp/kensyo/kettei/f-index.html
スピリチュアルカウンセラー(霊能師タレント)ありきの企画・構成
「ハッピー筋斗雲」のAさんのコーナーは、“悟空&江原啓之 スピリチュアルサプライズ!”のサブタイトルで始まるように、江原氏の霊視に主眼を置いた構成になっている。「美容院経営者・Aさんの無償でりんごを送る活動の紹介、美容院従業員の相談事(手紙)とされる経営難の設定、Aさんを東京に呼ぶ嘘の講演会の説明」のあと、江原氏は約10分間(コーナー全編約17分)にわたり、一方的にAさんの亡き父の言葉なるものを伝え生き方の指示をする。そこには、無償でりんごを送ることへの賛辞は薄く、美容院の経営難を前提とする一方的な生き方の指示だけが繰り広げられる。
このAさんが江原氏の話を聞くだけの構成を見る限り、これがAさんを元気づけ喜ばせる企画であったとは言い難い。つまり、「ハッピー筋斗雲」は初めから、スピリチュアルカウンセラー・江原啓之ありきの企画と受け取らざるを得ない。先に、一般の人にドッキリカメラ的なサプライズ企画を仕掛けるに当たっての倫理、出演者の心情や生活への配慮について触れたが、ここにはその倫理への意識が見受けられない。それは以下のような取材・構成・演出を見れば明らかである。
by internalmedicine | 2008-01-22 10:55 | メディア問題