2型糖尿病肥満患者の腹腔鏡下調節性胃バンディング術
2008年 01月 23日
A Randomized Controlled Trial
JAMA. 2008;299(3):316-323.
Dixonらが、2型糖尿病コントロールのための体重減少手術の効果をランダム研究
BMI 30~40の肥満2型糖尿病患者(2年以内)を通常の薬物・行動治療と上記治療に加えた腹腔鏡によるgastric banding(と腹腔鏡下調節性胃バンディング術:LAGB)を行った。
60名参加で、55(92%)が2年フォローにて研究完遂
糖尿病寛解
手術群では22例(73%)
通常治療群では4(13%)
手術群ではより体重が減少し、寛解の尤度と相関した。
寛解の相対比率は5.5(95%信頼区間 2.2-14.0)
2年後、平均体重(SD)手術群20.7%(8.6%) 、1.7% (5.2%)減少 (P < .001)
2型糖尿病の寛解は体重減少と関連 (R2 = 0.46, P < .001)
寛解の定義
薬物服用せず
・空腹時血糖<126 mg/dL
・HbA1c < 6.2%
参考:「肥満研究」Vol. 13 No. 1 2007 pdf
by internalmedicine | 2008-01-23 12:10 | 動脈硬化/循環器