microscopic needleの経皮投与

こういうのって、日本人が得意そうなのだが・・・臨床応用はやはり米国が先か・・・

ヒト患者peer-reviewとして、microscopic needleの経皮deliveryの研究


http://www.bio-medicine.org/medicine-news-1/Microneedles-enhance-drug-administration-through-skin-10963-2/



array of polymer microneedles that are approximately 1,000 microns tall.
約1000ミクロンの長さのポリマー微小針のarray

http://gtresearchnews.gatech.edu/newsrelease/needlespnas.htm



Microneedles permit transdermal delivery of a skin-impermeant medication to humans
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0710355105

bioavailability不良な薬剤は経皮的に投与されるが、痛み、患者のコンプライアンスの悪さ、施行者に経験が必要、感染リスクなどがある。

経皮Transdermal (TD) 投与は優れた面をもつが皮膚の外側角質層のバリアが多くの薬剤deliveryを防御することとなる。

Micrometer-scale microneedles (MNs)は動物・ヒトの体で使用し、小分子、DNA、ワクチンのdeliveryを可能とした。しかし、MNによる薬物のヒトへのdeliveryの臨床的研究を行ったもの

μオピオイド受容体拮抗剤であるNaltrexone (NTX) を麻薬治療・アルコール依存治療として用いた。この親水性・皮膚非浸透性分子をTDパッチから健康人への投与をMNs前処置有無で検討したもの

標準的NTX TDパッチ投与から72時間にて血中濃度消失
MNs前処置皮膚では恒常的な血中濃度が2時間以内にみられ、48時間は維持された。

MNsとNTXパッチの組み合わせた耐用性がよく、全身・局所の副作用が軽度
MN arrayは投与時痛みが無く、注射部位にダメージもない。皮膚に損傷を与えることもない。
ヒトでの信頼性試験にて全身投与の有効性が示された。
将来的にヒトの皮膚非透過性薬剤への適用と臨床的使用に期待が持てる。

by internalmedicine | 2008-02-05 18:16 | 医療一般  

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