COPD運動療法:片足運動トレーニングが両足より有効
2008年 02月 06日
COPD安定期患者に対して、両足トレーニングに比べ、片足運動トレーニングが好気的運動能力を増加させるかどうかの研究
Effects of One-Legged Exercise Training of Patients With COPD
(Chest. 2008; 133:370-376)
18名のCOPD患者(平均FEV1 38 ± 17%予測値 [± SD])を対象に、漸増式運動テストを行った後ランダム化し2群に分けた。30分の定常的サイクリングを週3日、7週間行う。
二足トレーナー(n=9)を30分継続したものと一足ずつ両方15分ずつ行ったものに分けた
強度は最大耐容度として、トレーニング強度を増加した。
両群ともトレーニング強度は増加し(p < 0.001)、総運動量も増加した (p < 0.001)
トレーニング後、片足トレーニング群のpeak dot VO2は両足トレーニング群 (0.189 L/min; 信頼区間[CI], 0.089 ~ 0.290 L/min; p < 0.001) に比べて増加した (0.006 L/min; CI, – 0.095 ~ 0.106 L/min; p = 0.91)
これはピーク換気の増大 (4.4 L/min; CI, 1.8 to 7.1 L/min; p < 0.01) 、 submaximal heart rate(p < 0.05) 、換気の低下(p < 0.05) が片足群では認められ、これに伴うピーク換気の増加と思われる。
この片足トレーニング、実は日本から発表があったらしい。呼吸器疾患ではなく、肥満・代謝疾患対策のようだが・・・(http://sciencelinks.jp/j-east/article/199919/000019991999A0620715.php)
この片足トレーニング、以前から・・・肥満・代謝疾患対策では検討されているようだ(http://sciencelinks.jp/j-east/article/199919/000019991999A0620715.php)
by internalmedicine | 2008-02-06 09:38 | 呼吸器系