イギリスの高血圧ガイドライン
2004年 03月 12日
(参考ウェブ)
イギリスの高血圧ガイドライン(British Hypertension Society guidelines
for hypertension management 2004 (BHS-IV):http://www.bhsoc.org/)の解説
(http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/328/7440/634)
外国のガイドラインだから別にどうでもよいのかもしれませんが、昨日高血圧の
講演会だったので頭がそちらの方へ~
JSH2000、JNC7に比べ、薬物治療の対象を限定しているようです。
#患者説明用に、リスク推定は利用できそう・・ただし、Cardiac Riskと心臓に限定しているのですが・・
・治療アーム
140~159/90~99に関して、臓器障害、心血管合併症と10年後の心血管リスク>=20%
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/328/7440/634/FIG1
心血管リスクの推定に関しては→・http://www.bnf.org/CalculatorRisk.htm
formal estimation of 10-year CHD risk using the computer programme ‘Cardiac Risk Assessor’ or the CHD risk chart issued by the Joint British Societies in their recommendation for the prevention of CHD
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ここにエクセルがあります。で、リスク計算
・治療薬
・サイアザイドの低用量を第一選択薬に(禁忌がない場合や他薬剤の適応とぶつからない限り)
・長期作動DHP系のCCBは老人のISHが適した代換治療となる(低用量サイアザイド不耐もしくは禁忌でないかぎり)
・薬剤選択は主に相対的適応や適応外などを考慮し、ここの患者で適応すべき
・単剤でコントロールできるのは半数未満
やっぱりサイアザイド系降圧利尿剤が第一選択薬ですが、巨大製薬メーカーの鼻
薬がきいているので、日本の大御所たちはこぞってこの方面の薬の悪口を言いま
すが・・あやつらがいうほどサイアザイド系はそんなにわるくないですぞ
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by internalmedicine | 2004-03-12 11:33 | 動脈硬化/循環器