State-of-the-Science Statement : 便・尿失禁予防

便失禁・尿失禁というのは日陰の症候だが、正面から対応する必要性を実感するState of the Science Statementの発表

要約・意訳
便失禁・尿失禁は生涯において成人の1/4超に見られる。
便失禁の自然史は未知、尿失禁の自然史は数年以上は詳細な記載無し。
便失禁と尿失禁は、身体的異常、ばつの悪さ、汚点、社会的孤立に苦しむこととなり、家族、ケア提供者、社会にとっても重篤な影響をあたえるものである。
経済コストは重大で、過少報告にて過小評価されている可能性がある。
ルーチンなepisiotomy(会陰切開術)が、便失禁リスク予防の、もっとも容易な予防法である。
リスク要因は、便失禁は両性、尿失禁は助成であること、そして、高齢者、神経疾患(卒中を含む)である。体が大きいほど、身体活動が減少するほど、うつ、糖尿病もリスク要因である。

女性では出産後1年間の骨盤底筋トレーニング・フィードバックが便・尿失禁の予防に有効
このアプローチは高齢者でも尿失禁予防に役立ち、男性では前立腺手術男性に有効。
便失禁・尿失禁はライフスタイル変化、たとえば、体重減少・運動により予防可能かもしれない。
失禁の公的な啓発の努力と予防・マネージメントのベネフィットは、屈辱性を排除し、disclosureと治療追究を啓発し、悩みを少なくしなければならない。
臨床的な検出方法を改善する有機的なアプローチが積極的な評価とともに望まれる。

便失禁・尿失禁の悩み・広がりを改善させるためには、そのメカニズムを確立し、分類システム、自然史、便失禁・尿失禁の将来リスクに従った患者分類、特異的対象群をターゲットにしたデザイン介入、この介入の影響を決定し、公衆衛生のガイドとなるよう研究を進めることとなる。




National Institutes of Health State-of-the-Science Statement: Prevention of Fecal and Urinary Incontinence in Adults
Ann Int Med vol. 148(6) Mar. 18, 2008
1. What Are the Prevalence, Incidence, and Natural History of Fecal and Urinary Incontinence in the Community and Long-Term Care Settings?

2. What Are the Burden of Illness and Impact of Fecal and Urinary Incontinence on the Individual and Society?

3. What Are the Risk Factors for Fecal and Urinary Incontinence?

4. What Can Be Done To Prevent Fecal and Urinary Incontinence?
Behavioral and Lifestyle Issues
Management of Comorbid Condition
Long-Term Care
Reimbursemen
t

5. What Are the Strategies To Improve the Identification of Persons at Risk and Patients Who Have Fecal and Urinary Incontinence?
Tools To Assist Diagnosis
Education To Promote Risk Awareness and Self-Referral


6. What Are the Research Priorities in Reducing the Burden of Illness in These Conditions?
Conceptual
Methodologic
Measures of Burden
Biological and Environmental Bases of Fecal and Urinary Incontinence
Natural History
Risk Factors
Detection, Prevention, and Education



尿失禁(UI)、便失禁(FI)は、ナーシングホーム居住者や卒中後の成人において、強化改善する個別マネージメント・リハビリテーションプログラムにて改善するということが記載されているが、UIはともかく、FIの具体的治療が乏しいというイメージをもった。

by internalmedicine | 2008-02-19 14:22 | 医療一般  

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