インスリン分泌・感受性試験:glucagon-insulin tolerance test

ITT(Insulin Tolerance Test):
インスリン 0.05 U kg-1投与後、30分後のグルカゴン 0.5mg静注の反応をCPR(Cペプチド)で測定


glucagon-C-peptide test:
Viikari J et.al. Glucagon-C-peptide test as a measure of insulin requirement in type 2 diabetes: evaluation of stopping insulin therapy in eleven patients. Ann Clin Res 1987; 19:178-82

【脱線】
添付文書の不可思議:
肝型糖原病検査:グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを生理食塩液20mLに溶かし、3分かけて静脈内に注射する。なお、小児においてはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、体重1kg当たり0.03mgを筋肉内に注射する。但し、最大投与量は1mgとする。
[判定基準]:正常反応は個々の施設で設定されるべきであるが、通常、正常小児では、本剤筋注後30~60分で血糖はピークに達し、前値より25mg/dL以上上昇する


グルカゴン負荷試験(一般的な・・・参考
 
インスリンの分泌予備能を知ることができる重要かつ簡便な検査です。朝空腹時に行います。検査開始前に、グルカゴンノボ1vを生食10mlに溶いたもの、ヘパロック用ヘパ生を用意しておきます。三方活栓をつけた翼状針(21Gが望ましいです)にてルートキープ、前値の採血を行います。(血糖、血中CPR) それからグルカゴンを1分間かけて注入していきます。グルカゴン注入開始した時点でtime 0となります。6分後(グルカゴン注入終了後5分後)、10分後(さらに4分後)に血糖、血中CPR、IRIを測定します。



取り上げる論文の結論は
正常・異常糖代謝異常対象者に対して、GITTは、インスリン感受性、分泌の評価に関して、簡単で再現性があり、独立した推定因子となりえる
ということである。

一発で、分泌能・感受性両方がわかるというしろもの?

Independent measures of insulin secretion and insulin sensitivity during the same test: the glucagon–insulin tolerance test
Journal of Internal Medicine doi:10.1111/j.1365-2796.2008.01921.x
【方法】10名のGTT正常者と9名の2型糖尿病にて、それぞれ別日に“ITT → glucaon-C-petptide test”、“glucagon-C-peptide test → ITT”を行った。

どのように組み合わせるのがよいか、検討

20名の対象者は、耐糖能にばらつきがあり、、Botnia clamp(euglycameic hyperinsulinemic dlampとともに糖静注耐糖能試験)を行った。

【結果】ITTをグルカゴンテストより先に始めると、C-peptide 反応は鈍いため、先にグルカゴン→インスリンのGITTを行った。
GITTによるKITTは再現性があり(CV=13%)で、Botnia clampからのglucose disposal rateと強く相関(r = 0.87, r2 = 0.75, P < 0.001)した。
グルカゴンのC-peptide反応は再現性がある(CV=13%)
disposition indexはインスリン感受性補正されたβ細胞機能の測定となるが、これはGITTの計算で耐糖能の程度の異なる対象者でも良い指標となる。

by internalmedicine | 2008-02-26 08:18 | 動脈硬化/循環器  

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