非肺炎SARS患者の存在・・・・
2004年 03月 12日
ではないでしょうか?
熱発患者以外感染しないというスタンスでisolationがなされていたわけですか
ら・・
Relative rates of non-pneumonic SARS coronavirus infection and SARS
coronavirus pneumonia
Lancet Volume 363, Number 9412 13 March 2004
Western-blotで、SARSのnucleocapsid protein と spike polypeptideが高い
immunogenicであり、IgG抗体が100%の特異性で、感度94.3%であった。
これを用い400名の健常者の血液を調べたところ、3名のSARS流行時で陽性1
31名の非肺炎小児科入院患者のうち1名が、2つのwestern-blot assayで陽性
と判明。
非肺炎SARS-CoV感染率と香港のSARSの割合が異なることは、非肺炎感染が
SARS-CoV肺炎より多く存在していたかもと示唆がされ、SARS患者とあきらかなコ
ンタクトを有しない患者のSARS-CoVについても説明できるのでは・・・
厚労省のスタンスに問題があったとLancetからの指摘を前に紹介しておりますが、日本の厚労省は・・・・
by internalmedicine | 2004-03-12 14:32 | 感染症