無痛分娩・・・多くの女性にとって期待というより希望である現状
2008年 03月 14日
この“無痛”という訳語は不適切で、実際はペインリリーフ、痛みの緩和というのが正しい訳のようだ。
More in hope than expectation: Women’s expectations and experience of pain relief in labour: A systematic review
(pdf)
4つのテーマ1)疼痛レベル・タイプを評価
2)疼痛改善
3)意志決定
4)コントロール
研究では経験した疼痛の過小評価が主に示された。
女性は鎮痛剤無しの出産を希望するが、多くはベその必要性、ネフィットを見いだしている。
女性の薬剤なし出産希望と特定の鎮痛の必要性とは差がある。
不正確、非現実的な期待は、女性の出産への適切な準備ができているとは思えないということを意味する。
多くの女性は、意志決定したいと望むが、その程度は様々である。
女性は出産に多くの方法で出産コントロールすることを期待しているが、報告されたコントロールの程度は、期待に報われるものではない。
女性は、疼痛軽減を期待しうることを望んでいる。
意志決定時のコントロールとengagementにおいてしかし、しばしば期待と異なることが多い。
出産前教育者は、妊娠女性が適切にこの期待経験ギャップに限界があることを現実的に確認させ、十分満足行く出産になるようサポートする必要がある。
by internalmedicine | 2008-03-14 12:06 | 医学