幼少児のビタミンDサプリメント投与により発症抑制効果

ビタミンDは免疫機構にも重要な生理的役割が有り、サイトカインによる膵臓β細胞への機能障害に対して予防効果がある可能性がある。ビタミンD値が低い場合は、くる病や、低カルシウム血症を生じ、同時に自己免疫性発症リスク増加につながるとされる。

1型糖尿病において幼少児のビタミンDサプリメント投与により発症抑制効果が示された。

Zipitis CS, Akobeng AK "Vitamin D supplementation in early childhood and risk of type 1 diabetes: A systematic review and meta-analysis"
Arch Dis Child 2008.
5つの観察研究をクライテリア合致として、ランダム対照トライアル無しで、4/5で対照を含むもので5番目はコホート

症例対照研究のメタアナリシスにより1型糖尿病のリスクは、ビタミンDサプリメント投与群では有意に1型糖尿病リスクを減少させる(プール・オッズ比 0.71 95%CI 0.6-0.84)
コホート研究の結果はメタアナリシスと一致
容量効果関係のエビデンスもある程度認め、1型糖尿病発症リスク減少効果が見られた。
最後に、サプリメントのタイミングは1型糖尿病発症にとって重要ということが示唆された。

by internalmedicine | 2008-03-14 14:50 | 内科全般  

<< 殺虫剤使用と喘息:農場女性での... 無痛分娩・・・多くの女性にとっ... >>