幼少児のビタミンDサプリメント投与により発症抑制効果
2008年 03月 14日
1型糖尿病において幼少児のビタミンDサプリメント投与により発症抑制効果が示された。
Zipitis CS, Akobeng AK "Vitamin D supplementation in early childhood and risk of type 1 diabetes: A systematic review and meta-analysis"
Arch Dis Child 2008.
5つの観察研究をクライテリア合致として、ランダム対照トライアル無しで、4/5で対照を含むもので5番目はコホート
症例対照研究のメタアナリシスにより1型糖尿病のリスクは、ビタミンDサプリメント投与群では有意に1型糖尿病リスクを減少させる(プール・オッズ比 0.71 95%CI 0.6-0.84)
コホート研究の結果はメタアナリシスと一致
容量効果関係のエビデンスもある程度認め、1型糖尿病発症リスク減少効果が見られた。
最後に、サプリメントのタイミングは1型糖尿病発症にとって重要ということが示唆された。
by internalmedicine | 2008-03-14 14:50 | 内科全般