毛染め剤の職業的発癌性の可能性

私を知っている方は、私が、なぜこの報告に興味があるかわかるはず(笑)

情報ソース:http://www.medpagetoday.com/HematologyOncology/OtherCancers/tb/8899
Lancet Oncology 4月号に掲載される予定とのこと

最近15年の疫学研究のレビューにて「少数だが、一致した膀胱癌のリスクが見られる・・・男性の美容師と理容師において」という報告(International Agency for Research on Cancer)

暴露期間と時期に関係して判明している支持エビデンスは少ないことを、委員会メンバーは認めたうえで、毛染め剤の職業的暴露が「ヒトでの発癌性の可能性」を示唆するデータという認識を表明

美容・理髪・ビューティシャンの毛染め剤の1993の癌リスクのアップデートした所見で、7カ国17名のワーキンググループが、芳香族アミンや有機染色剤の発ガンの可能性についてレビューを行った。

Ortho-Toluidine, carcinogenic
4-Chloro-ortho-toluidine, probably carcinogenic
4,4'-Methylenebis, carcinogenic
Benzidine-based dyes, carcinogenic




・今のところ、毛染め使用者側の癌リスクは包括的にはみとめないが、造血系などの腫瘍との関係示唆する知見はある( JAMA. 2005;293:2516-2525. )
・神経膠腫、髄膜腫、聴神経腫瘍との関連が少数存在する( Am J Epidemiology Vol.165(1) 62-71 )


毛染めとしても成分により影響が異なるようだ・・職業者へ毛染め剤の情報提示をすべきだし、利用者にも当然情報提示があってしかるべきと思う。

by internalmedicine | 2008-03-26 08:37 | 医療一般  

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