妊娠中期の頚部長さと帝王切開リスク

法曹界による医療崩壊助長が甚だしいが・・・

今回のNEJMの論文をみて、以前のブログ記載:帝王切開増加をさらに助長する判決:出産で後遺症 医師らに1億3800万円支払い命じる 2007-06-27 12:14 |
出産方法の選択を誤ったために男児が脳性まひになったとして、横浜市青葉区の両親と男児が、東京都町田市の町田市民病院の男性医師と、病院を経営する同市に約1億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、横浜地裁であった。三代川俊一郎裁判長は、医師の過失を認め、2被告に約1億3800万円の支払いを命じた。
の裁判を思い出した。

世界的に帝王切開が増加している理由は、本人が帝王切開を好むことと、帝王切開後の経腟分娩をあげている。元来の帝王切開の理由の一つは、出産時予後不良性である(難産:dystocia)。そのリスクは、母胎年齢、肥満、妊娠40週後出産などが予後不良因子だが、その理由は不明。

妊娠早期に出産の準備が早期にできれば、出産時リスクが減少することにもつながる。出産前、妊娠中期での子宮頸部長が早期産リスク増加と関連するという報告があった。



初産女性において、妊娠中期の頚部長は 妊娠期の帝王切開リスクの独立した予測因子で、出産中の予後の不良性と特異的に関係する。


Cervical Length at Mid-Pregnancy and the Risk of Primary Cesarean Delivery
N Engl J Med. Vol.358:1346-

最高4分位(40-67)にて、最低4分位(16-30mm)比較の1.68倍 (P<0.001)
帝王切開は25mm未満で増加し、50mmだと低下し始める




子宮頚部長は、経腟超音波画像から測定(原著:Obstet Gynecol 2000;96:559-564.)

by internalmedicine | 2008-03-27 09:34 | 医療一般  

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