心理的ストレスと心血管疾患

大上段のタイトルの論文ほど、内容って意外に陳腐ってのが多い・・・そもそも、ストレスの定義ってのが拡散していて、研究上のストレスはその論文内での定義と思った方がよいと諦観の境地(http://www.stresscure.com/health/stresscv.html


Psychological Stress and Cardiovascular Disease
State-of-the-Art Paper
Journal of the American College of Cardiology
Volume 51, Issue 13, 1 April 2008, Pages 1237-1246


心理的ストレスと心血管疾患には無数の論文がある。この報告はストレスの定義とその悪影響の研究を、心機能への急性vs長期ストレッサーの影響に着眼したもの

急性ストレッサーの研究例は、自信などの災害、実験的ストレス生理学、生理学を基礎としたより詳細な包括的な視点を提供しているものである。
慢性ストレッサーの研究は職業ストレス、夫婦不和、介護など

突然死、心筋梗塞、心筋虚血、壁運動異常、交感神経活動性や凝固系など調整機構の変化を含む、多様な病理病態整理変化をもたらすストレッサーの関する広範なデータがある。
ストレッサーがイベントのトリガーとなるが、ストレスがイベントの原因となるかははっきりしていない。
ストレスの心臓への悪影響と、脆弱性と快復力がストレスからの影響を増幅したり減衰したりすることに関して圧倒的なエビデンスがある。

無数のアプローチが患者の悩みを軽減し、QOL改善につながるであろうストレスマネージメントに関して行われている。

by internalmedicine | 2008-03-27 17:58 | 動脈硬化/循環器  

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