シングレアと自殺
2008年 03月 31日
FDA Investigates Merck Drug-Suicide Link
(AAFP)
FDAは、気分変調、自殺行動・自殺の危険性増加の可能性を検討。すでに、メルクはlabelingを4回変更し、副作用として振戦、不安、うつ、自殺行動を記載していた。「causal relationship」が確立してないということだが、レビューによれば3-4倍の自殺増加の可能性を昨秋agencyはN.J.-based companyから受け、ウェブサイトに投稿するまで9ヶ月かかったと説明している。
メルクはFDAの疑念はレポートベースであり、臨床研究ベースというわけではない。メルクの言い分は40のシングレアトライアル、11,000名で1人も自殺者は無かったとのこと。
一般的に多かった副作用として、頭痛、流感症状、腹痛、咳であった。
「シングレア」添付文書には
その他の副作用の注意との記載がある。
以上のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注) 自発報告あるいは海外において認められている。
by internalmedicine | 2008-03-31 11:42 | 呼吸器系