メタボリックシンドローム診断基準についてのステートメント

<日本内科学会>2008年4月3日付
2005年に発表された「メタボリックシンドロームの診断基準」は、将来の肥満関連疾患、特に動脈硬化性疾患の増加に対する懸念から発せられたものである。診断基準は心血管疾患のリスクファクターとして腹部肥満の重要性を考慮したが、この考え方は国の健康政策のひとつである特定健診にも現在取り入れられている。しかしながら、それぞれの基準値(腹囲の数値、血清脂質、血糖値、血圧)の問題など、診断基準についてはさまざまな議論がある。本学会としては現時点で直ちに変更することはないものの、今後、新たな疫学研究および臨床研究を踏まえて科学的検討を行うこととする。現在、定期的に関連学会の合同会議をもつことによって、その作業を進めている。

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概念の存在意義に関して議論があることは無視するお偉いさんたち
ref.) がちんこ:メタボリック・シンドローム対決

基準値の問題であると・・・問題のすり替えを行っている!

ref.)http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/08/s0826-9d.html

by internalmedicine | 2008-04-03 14:54 | 内科全般  

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