ポータブル呼気NO濃度測定機器によるぜんそく検診

ポータブルの呼気NO濃度測定機器を・・・そろそろ本格的に発売したらどうでしょう?

Portable Exhaled Nitric Oxide as a Screening Tool for Asthma in Young Adults During Pollen Season
(Chest. 2008; 133:906-913)
【背景】呼気NO分画比(FeNO)測定 は喘息患者のフォローに意味があることととなっている。
しかし、喘息のスクリーニングツールとして役立つかはまだ不明
【測定】961名の大学学生を対象にスクリーニング施行
喘息呼吸器症状のスクリーニングに用いられているアンケート法(modified European Community Respiratory Health Survey questionnaire)を行った。
最低一つの肯定の回答者(n=149)をFeNO測定し、スパイロメトリーと、FeNO結果について盲検医師評価がなされた。呼吸器症状なしの70名の学生を対照群とした。
【結果】喘息診断63名で、アレルギー性鼻炎診断57名
喘息は、対照群に比較しFeNO値高値(中央値, 20 parts per billion [ppb]; 4分位, 14 ~ 31 ppb; vs median, 11 ppb; 4分位, 7 ~ 13 ppb, 各々; p < 0.0001)
一方、アレルギー性鼻炎では差異なし (中央値, 17 ppb; 4分位 12 ~ 23 ppb; p = 0.28)
FeNO値 > 19 ppb で、喘息診断に対する特異度85.2%、感度presented 85.2% (area under the curve [AUC], 0.723)

FeNOの診断パフォーマンスは非喫煙者で良好(AUC, 0.805)

FeNO values > 25 ppb は喫煙・非喫煙者両群で喘息診断の特異度90%以上
しかし、FeNOは喘息とアレルギー性鼻炎鑑別に関して良い指標とは言えない。

【結論】ポータブル分析器によるFeNO測定は若年者の喘息スクリーニングに役立つ
有意な寄与因子はアレルギー性鼻炎と現行喫煙者である。

by internalmedicine | 2008-04-12 09:40 | 医療一般  

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