テストステロンMDスプレー:女性の性的満足改善薬

Ann Int Medという内科の一流雑誌に、ライフスタイル改善薬と日本では判断される領域の薬剤が掲載されるのは興味深い・・・やっぱりこういうのも内科も取り扱うべき範疇なんだろう(ED治療もいわれれば内科でも扱うべき領域でもあるし・・・)と・・・

低用量ピルの低普及度を考えれば日本では市場を開拓できるか?・・・ちょっと疑問。

Safety and Efficacy of a Testosterone Metered-Dose Transdermal Spray for Treating Decreased Sexual Satisfaction in Premenopausal Women
A Randomized Trial
Ann Int Med. Vol.148(8) 569-577 15 April 2008

261名の35-46歳の女性で、若い時に比べて性的活動性に不満足と報告した女性で、血中テストステロン濃度 3.8pmol/L(<1.1 pg/mL)の女性を対象

アンケートはself-reported satisfactory sexual events (SSEs)

SSEs頻度、性交回数、修正Sabbatsberg Sexual Sefl-Rating ScaleスコアPsychological General Well-Being Index,、安全性指標測定

積極的治療ではプラセボ比較にてSSE数は治療期間中増加
テストステロン中等量 (one 90-µL spray)で、16週目の28日間平均SSE数はプラセボ比較にて有意に高くする。
最小4分位平均は2.48vs1.70SSEs(イベント率比 1.49 95%CI 1.01-2.18 ;P=0.04)

低・高用量テストステロン治療による女性のSSE頻度はプラセボ投与女性と差がなかった。

4-16週での最小4分位比率にて、すべてのテストステロン群にて、プラセボ比較にて統計学的に有意もしくは境界的なSSE有意な増加がみられた。
1回の56-μLスプレー、190-μLスプレー、2回の90-μLスプレーは、比率としては 1.34 (CI, 0.97 to 1.85; P = 0.081), 1.48 (CI, 1.07 to 2.06; P = 0.018), and 1.38 (CI, 1.00 to 1.92; P = 0.052)

16週目に、1回90-μLスプレーにて遊離テストステロン値は女性参照値上限を超えていたのは95%。
副事象平均頻度は多毛症で、用量依存的で、投与部位に特に多い

臨床的に明らかな血中値、血中生化学、バイタルサインの変化は見られなかった。

by internalmedicine | 2008-04-16 08:19 | 医学  

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