ギャンプルにはまる2つの現象:silver lining(希望の兆し)効果、キャンセル効果

明るい局面だけにこだわり、経済的行動として反応しないという報告

・・・掛けごとにはまる人たちのロジックなのだろう。

全体的に負けていても、その中の1回の大きな勝負で勝てば満足し・・・
その中の大きな勝負に負けても全体で勝てば満足する・・・


前者をsilver lining(希望の兆し)効果と呼び、後者を“cancellation effect”(キャンセル効果)と呼ぶ。



原著:
Elizabeth Cowley
“The Perils of Hedonic Editing.” Journal of Consumer Research:
June 2008.



情報ソース:http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-04/uocp-wpt042108.php


たとえば、Cowleyは、クレジットあたり1セントの勝ちというコンピュータゲームをしてもらう。
300回ほどゲーム行ってもらい、全員に大勝・大負(the big win and the big loss)の勝負を1回してもらう。
しかし、298回のゲームにて半数が少し負け、半数は少し買ったという情勢
Cowleyは、大勝・大負(the big win and the big loss)の差のあるよう操作した。
1週後、参加者たちに経験の記憶を調査した。
驚くことに、Cowleyは、全体的に負けたケースの人でさえ、positive experienceを植え付けるのである。もし、大勝ち、大負けの差があるとき、負けの場合でも記憶が残り、自分の金をさらにかけるのである。
Cowleyらの説明のように、勝ち負けの差が激しいほど、この記憶は敗者に記憶が残りやすく、silver lining(希望の兆し)効果としての印象を残すのである。

かけごとの損の程度が混合している場合、正のイベント、負のイベントの差が極端なとき、大きな勝ちという記憶が、客観的には負であっても気分の良い印象を残す。

逆に、Cowleyは、勝者、298回全部で小さく勝った場合、差のあるゲームでの勝ち負けどちらでも、気分良好なようであり、特に大きく負けた部分は無視して買った部分だけの記憶が残る、この効果を“cancellation effect”と呼んでいる。


この2つの現象を離床した商売、“小さな勝負をたくさんさせて、時に、大きく勝たせて、全体的に負けても、客に勝った気にさせる”・・・パチンコが典型的かな?

ところで、この現象、掛けごとだけじゃなくて、人生のいろんなことに広げてみると面白いかもしれない。毎日の瑣末と思っている仕事をこなす中、ちょっと大きな仕事を任され上司にほめられたときのポジティブな気持ちで救われたときなどもそうなのかもしれない。


ところで、パチンコという掛けごと、金銭授受がないはずなのだが・・・これを苦にして自殺者を田舎なので具体的に多く見聞きする・・・ギャンブル依存症・・・韓国ではパチンコ自体規制されたと聞いたが・・・日本は麻疹ワクチンにひきつづき韓国に後れをとっているとのこと

by internalmedicine | 2008-04-22 16:42 | 医療一般  

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