皮下脂肪でなく、内臓脂肪面積が将来のインスリン抵抗性と相関

もっとも、この場合は、CTによる内臓脂肪量だが・・・“メタボリック・シンドローム”の一部である“内臓脂肪”量に関しては将来のインスリン抵抗性予測という意味で意義をやっとこさ見出したようだ

Visceral Adiposity, Not Abdominal Subcutaneous Fat Area, Is Associated With an Increase in Future Insulin Resistance in Japanese Americans
Diabetes 57:1269-1275, 2008
306名の非糖尿病日系アメリカ人を10-11年フォロー
BMI、ウェスト系、CTによる腹部・胸部・大腿部脂肪量
総皮下脂肪を(総脂肪面積)-(臍部領域の内臓脂肪面積)と定義
インスリン抵抗性をhoeostasis modelにて評価(HOMA-IR、空腹時血中インスリン値、Matsuda index、経口糖耐用能インスリンAUCで評価


皮下脂肪面積、年齢、性、2時間血糖値、漸増的インスリン反応補正後多変量線形モデル10-11年でのベースラインの腹腔内脂肪面積(P=0.002)とHOMA-IR(P<0.001)は10-11年においてHOMA-IR増加と独立した関連因子である。

by internalmedicine | 2008-04-30 18:08 | 糖尿病・肥満  

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