たばこ依存症AHRQガイドライン・アップデート
2008年 05月 09日
アップデートされたAHRQガイドラインでは、より広範な禁煙治療をさらに推奨・・・という方向性のようだ
http://www.ahrq.gov/path/tobacco.htm#Clinic
Clinical Practice Guideline. Treating Tobacco Use and Dependence (PDF file, 2 MB; PDF Help)—Updated
楽天的なアプローチでは、異常な依存状態では対応困難であり、updateされたガイドラインでは、“overarching goal”と称するガイドラインが煙草を吸っているすべての患者のたばこ依存への有効な介入として推奨された。
US Public Health Serviceのガイドラインは、2000年以来最初のupdateである
Treating Tobacco Use and Dependence: 2008 Update
Journal of the American Medical Association 5月7日号で、消化いられており、有効な治療法へのアプローチ、迅速・有効な治療方法、いかに医療従事者が喫煙者と医師のサポートをするかなどが記述されているとのこと
多くの薬物的オプションが増え、確かに、長期間禁煙率が増えていることはたしかであるとのこと。
他の慢性疾患治療と同様にたばこ依存を記載すべきと委員は述べており、臨床医・医療システムはすべての喫煙者にたばこ依存治療をすべきであると述べている。
他の記載や推奨事項:
・喫煙者治療は一般住民の範囲で有効
・個人、グループ、電話相談はすべて有効であり、特に特異的実践的カウンセリング(問題解決型・スキルトレーニング型)、社会的サポートが治療の一部役割として重要
・カウンセリングと医薬は単独でも有効だが、組み合わせでより有効性が増す
・禁煙支援電話サービスQuit-Lineカウンセリングは、broad reachであり、さまざまな人たちに有効である。
・医師は禁煙に積極的でない喫煙者へ動機付け技術をもちいて推奨すべきである。
・他の臨床的状態への介入に比べても、たばこ依存治療は臨床的に有効で、コスト効果的である。
政府がやる気があるのなら、Quit-Lineなどを整備すべきだと思うのだが・・・まぁ、国民の健康に対してやる気のない厚労省だし、政府だから絶望的だろう・・・となると、民間ボランティアが・・・となると、背後のスポンサーシップが気になってくるし、エビデンスと関係ない商売にする連中も出てくるのかもしれない・・・なんと真黒な日本
by internalmedicine | 2008-05-09 09:18 | 喫煙禁煙