高尿酸血症は、痛風機能のない男性ではCVDリスク要因として弱い
2008年 05月 28日
痛風なしの高尿酸血症状態の男性に限れば、高尿酸血症と心血管疾患の関連はあるが弱く一定ししたものではない。
Long-term Cardiovascular Mortality Among Middle-aged Men With Gout
Arch Intern Med. 2008;168(10):1104-1110.
【方法】17円フォローアップ、9105名の男性(41-63歳・平均リスク以上のMultiple Risk Factor Intervention Trialに割り当てられ、トライアル中6年間死亡・臨床的あるいは心電図の所見ないもの)
痛風と関連する6年次CVD・他原因死亡リスクをCox比例ハザード回帰で検討
【結果】
CVDによる非補正死亡率は痛風あり、なしで1000人年あたり10.3、8.0で約30%のリスク増加
従来のリスク要因、利尿剤・アスピリン、血中Cr補正後の、痛風vs非痛風比冠動脈疾患死亡率ハザード比は、1.35(95%CI, 1.06-1.72)
心筋梗塞死亡ハザード比は1.35(95%CI 0.94-1.93)
CVD全般死亡 1.21 (95% CI, 0.99-1.49)
全原因死亡, 1.09 (95% CI, 1.00-1.19) (P = .04)
in vitroの考察だけで、“高尿酸血症はCVリスク因子”という権威者のコメントになる変な国が世の中には存在する
メタボリックシンドローム 「尿酸値高め」黄信号」
大串って人・・・変な人:判断基準バラバラ・・・
by internalmedicine | 2008-05-28 09:31 | 動脈硬化/循環器