インフルエンザ感染の薬物治療:Annual Review

目新しいことはないのだが、やはり薬剤抵抗性の問題と、小児への影響の問題が記載されているようだ

Medical Management of Influenza Infection
Annual Review of Medicine Vol. 59: 397-413 (Volume publication date February 2008)

抗ウィルス薬は、規制つ生のインフルエンザとパンデミック対策上重要
抗ウィルス薬もいくつか存在するが、ニューラミニデース(NA)阻害剤は現在多く臨床的に用いられている。これらの薬剤、zanamivirやoseltamivirは感染細胞からの、新規に複製されたインフルエンザビリオンの放出を抑制し、発症早期の季節性インフルエンザ、暴露後すぐの予防に用いられている。
ヒトでのトリ・インフルエンザ治療戦略はまだ臨床的データが不十分なので準備中といったところ
アマンタジン抵抗性に比べれば有意なレベルではないが、分子研究予測によると、NA抑制剤の抵抗性が出現している。この抵抗性獲得の問題は、トリ・インフルエンザの変異株が伝播性・病原性を有したらと、関心がもたれているのである。
今後、NA抑制剤の適切使用を推進することが、インフルエンザ感染による合併症・死亡減少にとって大きなベネフィットをもたらすこととなるだろう
適切なformulationの開発と、小児・鳥インフルエンザ感染者への他薬剤の適切なガイドライン、薬剤抵抗性のメカニズム・臨床的重要性の研究、薬剤抵抗出現の影響を少なくするためのウィルスのライフサイクルの異なる新規抗ウィルス薬の発見を急ぐことなどが優先事項であろう

by internalmedicine | 2008-05-29 08:33 | インフルエンザ  

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