「カルデュラXL」(一般名:ドキサゾシンGITS)は第3選択薬剤としては良好?

ALLHAT-Study以降、私は極力α遮断剤使用しないようにしている。ただ、第3選択に選ばざる得ない場合もあり、やや不安を感じているところである。

ここでかかれているdoxazosin GITSは「カルデュラXL」(一般名:ドキサゾシンGITS)であり、日本では発売されてない。日本で発売されている「カルデナリン」は通常型のα1遮断薬である。

ASCOT-BPLA Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial-Blood Pressure Lowering Arm of the Trial(ASCOT-BPLA トライアル: CCB vs β遮断剤 2005-09-10 )のサブ解析にあたるのかも疑問を感じる、無理矢理なイメージの報告


Effect of Doxazosin Gastrointestinal Therapeutic System as Third-Line Antihypertensive Therapy on Blood Pressure and Lipids in the Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial
Circulation June 16,2008 Published online
doxazosin GITSはthird-lineの降圧剤で、
10 069 名で、140/90 mm Hg以上の、 Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial–Blood Pressure Lowering Arm (ASCOT-BPLA)で検討
平均年齢63歳(SD 9歳)、79%が男性、32%に糖尿病あり
評価時期は8ヶ月の中央値で、降圧剤平均2種(SD 0.3)に追加したモノで、平均・最終投与数は4.1(SD 0.6)と7.0(SD 3.1)mg
無中断doxazosin治療中央値12ヶ月(中間4分位4-31ヶ月)で、血圧平均11.7/6.9 mmHg低下((SD 18.8/9.6 mm Hg, P<0.0001)←158.7/89.2 mm Hg (SD 18.3/10.6 mm Hg))

doxazosin追加後、29.7%が目標血圧に到達

doxazosinユーザーの、心不全超過悪化は明らかでなかった。
血中脂質に対して軽度良影響だが、空腹時血糖は軽度増加

doxazosinは一般的に耐用性はよく、7.5%の副事象中止事例のみ
ほとんどはめまい、疲労、頭痛、浮腫



ファイザーという会社は、MRさんたちには恨みは全くないが、会社の姿勢ってのに疑問をもたらされることが多い。会社の都合だけで、MRをへんなグループ分けしたり・・・・

http://physician.pfizer.co.jp/login.php
一々、個人情報収集のようだ・・・勤務医と開業医で中身が異なるわけでもないようだ。

ASCOT解析にある「ドキサゾシン」が「doxazosin GITS」であるという断り書きがない!
http://www.ish2006.jp/ascotsub/ascotsub_gaiyo.html・・・この会社は信用できないというイメージさらに蓄積している。

by internalmedicine | 2008-06-20 10:12 | 動脈硬化/循環器  

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