ビタミンD濃度基礎値と死亡率コホート
2008年 06月 24日
同様だが、25-hydroxyvitamin D と 1,25-dihydroxyvitamin D 値が、その後の心血管・全原因死亡率と関係するというコホート研究の話
Independent Association of Low Serum 25-Hydroxyvitamin D and 1,25-Dihydroxyvitamin D Levels With All-Cause and Cardiovascular Mortality
Arch Intern Med. 2008;168(12):1340-1349.
ビタミンD
この図をみると随分影響があるようである。・・・問題は"causal effect"があるのか・・・という問題
Dobnigらは、7年以上CAG参照された患者の大規模コホート
ベースライン25-hydroxyvitamin D値4分位低位2群において有意に全原因・心血管死亡率リスク高い。この影響は多心血管リスク要因補正後もみられ、身体活動性、合併症、冠動脈疾患の異なる状況下でもみられる。
1,25-dihydroxyvitamin D値は比較的相関はあるが弱い。
低25-hydroxyvitamin Dと1,25-dihydroxyvitamin D値と死亡リスクとの原因関係は判明できていない。
しかし、ビタミンDのsuboptimal状態でに関連する副事象などに関して生物学的には有望で、フィットするものなのかもしれない。
活性化ビタミンDの濃度の方が関連が明らかでないというのは・・・今後どういう考察がなされるのだろう・・・すっきりといかないビタミンD
by internalmedicine | 2008-06-24 09:28 | 運動系