はしかウィルスの感染・ウィルス排せつに気道細胞は不要

はしかウィルスは、気道の細胞に感染する必要はなく、リンパ系の免疫細胞のsignalling lymphocytic activation molecule (SLAM)として知られている受容体に接着する。
多量のウイルス排出(viral shedding)が生じ、血流を介して初期の感染部位より効率よく増殖することが考えられていたが、それが不要であるということがアカゲザルの実験で明らかになった
上皮受容体(EpR)を通して細胞に進入不能のmutant はしかウィルスがビルレンスはあるが、shdding不可能という仮説が立てられたわけだが、そうではなかったとのこと

Measles virus blind to its epithelial cell receptor remains virulent in rhesus monkeys but cannot cross the airway epithelium and is not shed
Leonard, V. H. J. et al. J. Clin. Invest. doi:10.1172/JCI35454 (2008).




再プログラム麻疹ウィルスをもちいて、癌治療のdeliveryに使おうという試みがあり、このウィルス感染ルートの理解は新たな治療展開を生むかもしれないという話らしい
http://www.nature.com/news/2008/080620/full/news.2008.907.html#B1

by internalmedicine | 2008-06-24 16:43 | 感染症  

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