ティラピアなどの養殖魚は健康に悪い vs 冷たい海の魚は缶詰でも良好
2008年 07月 15日
ところで、原油高からくる重油高のため?、漁業ストライキ・・・同じように悩む他業種からはおそらく批判が多いだろう・・・医療業界だって度重なる診療報酬の実質下げに関わらず、年々増大する行政の要求、患者サイドからのsteepなニーズの増大で・・・ストライキ直前
”ティラピアは雑食性であり、水質に対して適応性が広く、病気の発生も少なく飼育しやすく、美味であるところから、近年養殖が盛んになってきた。昭和63年当時の記述。かつてはマダイの代替品として利用されましたが、本家マダイの価格下落の影響もあり、最近の生産量は大きく減少しています。 生活可能水温は、16~45度で、適温は24~30度であるが、慣らすと7~8度まで摂餌する。したがってその養殖は、温泉や温排水を利用した池または加温池か、湧水池(16度以上)で越冬させて夏期に露地池で養成する方法で行われている。止水式、流水式どちらでも養殖され、人造池、ため池、網いけすなどのほか既存のコイやウナギなどの養殖池も利用されている。”(http://www.nn.iij4u.or.jp/~ookatou/net602/y570.htm)
Journal of the American Dietetic Associationに掲載の内容で、”Fish or Foul?”、辞書に載ってない【fattier】って表現でチラピアが健康的な食べ物でないと紹介している。
Popular fish fattier than bacon and doughnuts, study finds
http://www.yahoo.com/s/917031
AHAを含む健康関連団体のいくつかが、週2回以上魚をたべることを推奨している。
特に、fattyな魚、たとえば、サーモンなどを・・・これはω3脂肪酸を多く含むためである。
ところが、年毎に9.2%と増加している養殖魚は、自然捕獲魚 1.4%に比べその消費が広がっている。特に安価なチラピアが広がっている。
この研究はガス・クロマトグラフィーを用いた脂肪酸分析で、いわゆる養殖魚と自然捕獲魚など広汎に調査。養殖魚のマスや大西洋マスはω3を比較的多く含む。
ところが養殖チラピアやなまずは、問題ある成分比であった。
缶詰の野生捕獲サーモンでさえ、ω3を高濃度に含み蛋白の質も良好である。
経済的なのかもしれない?冷たい海の魚、鮭、虹鱒、いわし、まぐろ、アンチョビなどは成分として良好なようである。
わたしは、検食の白身の魚、おそらくチラピア・・・こいつが大嫌い・・・私の勘は正しかった?ナイルパーチなども同様なのだろう・・・この魚も罪深い魚である。
by internalmedicine | 2008-07-15 10:58 | 動脈硬化/循環器