FDA:シンバスタチン高用量+アミオダロンで横紋筋融解症のリスク増大 ・・・日本での対応は?

FDAは用量依存的な横紋筋融解症の危険を警告
simvastatin20mg超のときのamiodaroneとの併用で特にリスクが高いと再び警告

amiodaroneがCYP3A4を阻害することと関連あるかもしれないが、詳細不明

医師はamiodarone投与時は、simvastatin投与20mg/日を超える必要性がある場合は、別のスタチンを考慮すべきである

simvastatin投与患者でamiodarone投与変更時に横紋筋融解症に与える影響についてはデータを有していないと当局は述べている。



Simvastatin Used With Amiodarone
Audience: Cardiologic healthcare professionals, pharmacists, other healthcare professionals
http://www.fda.gov/medwatch/safety/2008/safety08.htm#Simvastatin


現時点では、メバロチン錠にて薬剤相互作用は、”フィブラート系薬剤と”シクロスポリン”や”ニコチン酸”などについて記載されているだけである。逆にアンカロン錠でもスタチン系薬剤の併用注意事項は記載されていない。

シンバスタチン後発薬も出回ってると思うが後発メーカーがいかなる対応をとるか、また、先発製薬メーカももちろんだが・・・後発医薬品の問題点が浮き彫りになるかどうかの試金石になるのでは?


後発専門メーカーというのは、経団連・政府の後押しにより、医薬品製造業として重要な責務である販売後責任を割愛することで利益を上げ、それを原資に無責任なコマーシャルを行っているのが現実なのか・・・確認できるチャンスである。

by internalmedicine | 2008-08-11 08:35 | 動脈硬化/循環器  

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