腰痛:アレクサンダー・テクニックの有用性
2008年 08月 22日
アレキサンダー・テクニック・・・・うさんくさそうな名前で、Web検索すると、失礼ながら、よりうさんくささが増した()のだが・・・BMJ論文をみるとまぁ合理的・・・変な連中がこの指導法を変方向に持って行かなければよいのだが・・・
Wiki
Alexanderテクニックとは・・・以下を提供すること
個別化したアプローチで、セルフケアのための生涯スキルをみにつけるようデザインされ、住民に再認識、理解をさせ、姿勢緊張(Postural Tone)や神経筋協調能(coordination)にとって不良な習慣を避けることを勧める
レッスンは、安静時・胎動時の習慣性筋骨格の使用の個々のパターンによる継続的な個別化された評価方法;不要な頭部・頚部・脊柱の筋肉緊張をほぐすことにとくに注意を払うこと、
用手接触・言語による手助けとフィードバックによる、安静時・運動時の筋・骨格運動の改善で、レッスン実践と・テクニック使用による時間を測定する
Alexanderテクニックは、マニピュレーション、back school、通常の理学療法とは一線を画すものである。
テクニックの実践理論は、”changes in postural tone and its dynamic adaptability to changes in load and position”(姿勢緊張の変化と負荷および体位変化に対する動的adaptabilityの変化)が、仮説としての、筋肉痙攣を低下させ、postural muscleの強化につながり、協調運動・柔軟性の改善につながり、脊柱の圧迫軽減をもたらすというもの
Randomised controlled trial of Alexander technique lessons, exercise, and massage (ATEAM) for chronic and recurrent back pain
BMJ 2008;337
【目的】 慢性・再帰性腰痛Alexanderテクニックレッスン、マッサージ療法、医師から運動をするときのアドバイス、看護師による行動カウンセリングの効果を決定
【デザイン】Factorial randomised trial.
【セッティング】 イギリスの64 general practice
【参加者】 579 名の慢性、再帰性腰痛患者;
・144名 通常ケア
・147名 マッサージ
・144名 Alexanderテクニックレッスン(6回 or 24回);その半数に運動処方をわりつけ
【介入】 通常ケア(対照)、6回のセッションのマッサージ、6回・24回のAlexanderテクニック、看護師による行動カウンセリング施行を含む医師からの運動処方
【主要アウトカム測定】 Roland Morris disability score (number of activities impaired by pain) と疼痛日数
【結果】 Alexander法のExercise と レッスンは、マッサージでは見られない、1年後時点でのRoland disability score比較による改善が認められる・マッサージ -0.58,95%信頼区間[CI] -1.94-0.77
・6回レッスン -1.40,95%CI -2.77--0.03
・24回レッスン -1.29 95%CI -2.25--0.34
6回レッスンによる運動は24回レッスンの72%の効果(Roland disability score –2.98 vs –4.14)
直近4週間の腰部愁訴日数をレッスン後低下 (compared with control median 21 days: 24 lessons –18, six lessons –10, massage –7) し、QOLを有意に改善
有害性報告無し
【結論】 登録光子によるAlexanderテクニックの1:1レッスンは、慢性腰痛患者の長期ベネフィットをもたらす
運動処方後の6回のレッスンが24回レッスンとほぼ同様の効果をしめす。
腰背部痛に日本人はどれだけの時間とコストをかけているのだろう。マッサージ・鍼・灸・疼痛理学療法・整形外科受診など・・・しかも、長期間に及ぶため、その経済的・社会的インパクトは多大である。
強化あるいは安定性上後のための運動superviseは慢性腰痛にある程度効果を有するとされる。医師からの助言トライアルでは急性疼痛でのベネフィットを明らかにしたが、慢性期での腰痛に対する医師助言での効果のエビデンスは限定的なものである。
by internalmedicine | 2008-08-22 09:38 | 運動系
