一般外来にどれほどの先端巨大症下垂体腺腫が潜んでいるか
2008年 08月 22日
外来一般患者100万のうち886名(177名-1594名)の先端巨大症の頻度と推定
1000名の外来なら一人程度いるかもしれない
IGF-1高値は1.8%(1.5%-2.2%)の頻度で、その高値のうち3.2%(0.1-6.3%)が先端巨大症という具合
High prevalence of biochemical acromegaly in primary care patients with elevated IGF-1 levels
Clinical Endocrinology, Volume 69, Number 3, September 2008 , pp. 432-435(4)
横断的研究の結果、IGF-1値(>2 年齢依存SDS)を高値とすると、
プライマリケアにおける6773名の未選択外来患者
のうち、IGF-1高値125名
6名が先端巨大症
42名が除外
1名がflorid acromegaly
2名が新規発症の先端巨大症と下垂体腺腫
4名は生化学的に先端巨大症であったが更なる診断を拒否
この結果は、100万名のうち1034名の頻度に相当する。
プライマリケアレベルで未診断頻度が多いことが推定される
by internalmedicine | 2008-08-22 16:04 | 内科全般