老人へのワクチン接種への疑問広がる・・・

The Lancet(2008; 372:398-405)の衝撃

インフルエンザワクチンでは老人の市中肺炎を減少できない 2008-08-02 ・・・で、紹介していたが、民間メディアにも紹介され始めている。

それにしても、この調査記事は詳細で、日本の朝日・毎日・読売・産経などとはえらい違いである。日本だと関西の某先生のコメントで終わりにされ、学術記事が台無しになる可能性がある・・・


New York Timesの記事(http://www.nytimes.com/2008/09/02/health/02flu.html?_r=1&ref=health&oref=slogin

インフルエンザで4分の3が死亡する群である70歳超える人たちでは、ワクチンの効果の少ないだろうと考える免疫・疫学者は増加している。8月のLancetで、ワクチンの有効性の統計的エビデンスにかんして疑問が呈された。
著者らは、以前の研究は誤りであり、ワクチンに対して予防的防御がなく、ワクチン接種者の違いなのだと述べている。この論争は一貫して受け入れらるものではない。有効性が見つかるまで、老人にはワクチンを続ける、インフルエンザのワクチンより勝るものがない以上・・・と、詐欺師がいいそうなことである。

まだ、Lancetの記事は、ワクチンが入院・脂肪を数千人減らしたということに関する論争の再点火となっている。
誰にワクチンを必要とするか、そしてなぜかという全体概念が変化していると、MITの医師幹部は5月号のThe American Journal of Public Healthでインフルエンザの歴史的インパクトに関して寄稿しているPeter Doshiは述べている。

Lancetの論文は、Michael L. Jacksonらの、シアトルでの Group Health Center for Health StudiesはHMO老人メンバー数千人のカルテ解析によるもの

健康で、まじめな、毎年ワクチンを受けるようなひとたちである。入浴・着衣自立できないひとたちはクリニックでワクチンをうけることがない。より死に近いともいえる(原文に忠実に訳すとこうなる)

CDCのDr. David K. Shayは、Dr. Jacksonの研究のコメンタリーの共著者で、ワクチン有効性の初期推定を導入していない

「私は感じていた、非常に強く、・・・公衆衛生メッセージとしてはワクチンが有効であるということであるべきであると、科学はメディアで最善の議論をすべきなんてことは必要とは考えてない”と述べていうる。
1960年代以降の12の研究ではワクチンは老人に対して強力な予防手段として認められ、冬場の死亡リスクをやく0%減少させ、約30%入院リスクを減少させたという見方が支持されてきた。

この所見は間接研究であり、科学者は、治療をたまたま受けられなかったグループとの比較をしてしまったのではないかという疑念

・・・・

1994年オランダの研究さハチがJAMAで、60-69歳で、約57%のインフルエンザ予防効果を見出し、70歳超では23%であったが、推定値は不正確であった(有意差がなかった?)。
しかし、インフルエンザワクチンはプラセボ対照トライアルができない。スタンダードとされており、われわれが学んだエビデンスの基本は信頼できないものだろうとも考えられるとこのLancet研究に関連しえない、Lone Simonsen、疫学者・George Washington大学・公衆衛生健康サービス客員教授が述べている。

2005年BethesdaのNational Institute of Allergy and Infectious DiseasesのDr. Simonsenは、Archives of Internal Medicineで、奇妙なことを見出した。
1980‐2001年3回超ワクチンをうけた老人の比率に相応する死亡率の低下がなかったということである。この論文は、インフルエンザによる死亡数がどの程度なのかを推定するもので、それまで実際には、医師は検査でインフルエンザを確認できないため困難であったので、統計的モデルを駆使して、最善加工したもの。Simonsenは、老人では冬季死亡の約5-10%で、だが、50%まで死亡リスクを50%減少させることを見出した。

Dr. Lisa A. Jackson(Group Health Center for Health Studies in Seattle)は、老人のインフルエンザワクチン研究者で、事細かに再現する必要はないと述べている。
(略)

Mr. Jackson (Lisa Jacksonとは無関係)は、3名の他の研究者と、カルテを読み、X線を調査し、健康自覚のある人たちはmedical codeを入手しやすく、心臓・癌など受診歴多い。
しかし、肺機能などでぜい弱性補正すると、入浴・着衣などの補助が必要とか-ワクチンは、インフルエンザの最も重大な合併症である老人の肺炎リスクにはさほど効果を与えていないことを見出した。
この発見は生物学的なバイアスである。ワクチンは免疫系により抗原認識、侵入者への反応により効果が発言するのである。免疫系が年齢とともにスローダウンすれば、老人はその反応性が低下するだろう。

Dr. Wibur H. Chen(Center for Vaccine Development at the University of Maryland School of Medicine )は、老人は、40歳未満の健康成人に同じ反応を示させるためには4回投与が必要であると述べている。この知見をBaltimoreのVaccine Researchの年次会議で報告している。

ワクチン推奨を変更するプランはないと、CDCのDr. Shayは述べ、経済研究を行うとのこと
George WashingtonのDr. Simonsenは、常識的感染コントロール指標:罹患患者への接触回避、手あらいなどより重要性が増していると述べ、ワクチンもまだ重要であると述べている。
0%より30%のほうがよいに決まっていると

by internalmedicine | 2008-09-02 15:31 | 医療一般  

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