肺がん:喫煙の影響の強さの再確認とアジアでの非喫煙者肺がん環境的原因の考察
2008年 09月 09日
Lung Cancer Occurrence in Never-Smokers: An Analysis of 13 Cohorts and 22 Cancer Registry Studies
PLoS Med 5(9): e185
非喫煙者(never-smoker)の肺がん死亡率は女性より男性が多い。アジアに住むアフリカ系アメリカ人、アジア人の方が、ヨーロッパ出身居住の人より多い。男性より女性が発症頻度が高いという相矛盾する治験がある。環太平洋地域での女性の肺がん頻度に関して調査が必要
男性では、非喫煙者では100名に1.1名の肺がんリスクに対して、喫煙者では5名に1名と急増する。だが、女性では、100名に0.8名から8名に1名となる。喫煙のリスクの高さの改めて驚くデータである。
そして、もう一つの注目すべき解析結果は、アジアに住むアジア人(米国内でない)とアフリカ系アメリカ人はヨーロッパ系の人たちより肺がん罹患率も死亡率も高いということである。
““A plausible hypothesis is that the cooking fumes given off by woks contain all kinds of carcinogens,” Dr. Thun said, adding that the most likely culprit was cooking oil, which vaporizes at high temperatures. But he said the problem needed more research.”
NYT誌はやはり、天ぷら油による蒸気吸入を疑っているようである。
アフリカ系のほうはどうなんだろう?
確かに、ソウルフードも油料理が多いようだが・・・・
by internalmedicine | 2008-09-09 11:47 | がん