寒冷ストレス反応は食塩過剰摂取により高まり、カリウム摂取により低下

Chenらは、寒冷刺激試験の血圧の反応、食事性ナトリウム、カリウム介入を中国のいなかで1906名の研究対象者で検討したもの

中国ならではの、豪快な介入なんせ食塩18g vs 3g

Association Between Blood Pressure Responses to the Cold Pressor Test and Dietary Sodium Intervention in a Chinese Population
Arch Intern Med. 2008;168(16):1740-17
低ナトリウム食(51.3 mmol/d):食塩3 g/d
高ナトリウム食(307.8 mmol/d):食塩18 g/d
高ナトリウム+カリウム負荷 (60 mmol/d:4.5g/d程度?)の7日間の3回の食事介入試験


最少4分位血圧反応群と比較して、トップ3の4分位群では
低ナトリウム介入群:-2.02、-3.17、-5.98mg
高ナトリウム群:0.40、 0.44、 2.30 mm Hg
高ナトリウム+カリウム負荷群:–0.26、 –0.95、 –1.59 mm Hg (all P < .001)


この結果により、寒冷ストレスに対する血圧反応は塩分感受性・カリウム感受性に起因すると考えられた。

by internalmedicine | 2008-09-09 15:35 | 動脈硬化/循環器  

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