猫ひっかき病の原因ともなるバルトネラ菌血症は慢性神経疾患・神経認知機能障害の原因となり得る
2008年 09月 12日
Bartonella sp. Bacteremia in Patients with Neurological and Neurocognitive Dysfunction
Journal of Clinical Microbiology, September 2008, p. 2856-2861, Vol. 46, No. 9
六名の免疫不全患者で痙攣、ataxia、記憶障害、振戦(+ or -)伴う例で、血中に Bartonella species (B. henselae or B. vinsonii subsp. berkhoffii)を検出。
動物との接触、昆虫曝露あり
故に、このBartonellaによる慢性の神経学的、神経認知機能的障害の原因となる可能性が示唆された。
Bartonella属菌というと、バルトネラ菌(Bartonella henselae)による猫ひっかき病(Cat Scratch Disease ; CSD)を思う
定型例では、猫に引っ掻かれ、あるいは咬まれた事による受傷の後1~3週間後に起こる有痛性の局所リンパ節腫大を特徴とします。二次感染は無く、ほとんどのケースでは、2-4ヶ月で治癒します。
http://www.bayer-pet.jp/pet/zoonosis/jiten/06.html
検査キット:http://www.shigematsu-bio.com/J/supplier/MR/Cat/index.html
猫ひっかき病はよく見るが、軽症例が多く、前述のような重症病態には思いが至らなかった・・・
猫・犬はかわいいが・・・それなりの手入れをしないと・・・自らにも害が及ぶ

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細菌性血管腫症 Bacillary Angiomatosisもねこひっかき病とおなじバルトネラ菌(Bartonella henselae)が原因で、。細菌がかたまりになっていて血管を刺激して血管腫のような増殖が起こっている。外表からみると4mmから2cm大の赤茶色の盛り上がりで、カポジ肉腫に似ている。
http://www.emedicine.com/DERM/topic44.htm
ちなみにズーノーシス検査機関一覧:http://www.zc-info.com/forvets/check_list/index.html
by internalmedicine | 2008-09-12 10:31 | 感染症