ラベルイラストに引き起こされた誤解・誤用:ラオスにおけるコーヒークリーマー
2008年 09月 19日

蛋白は総カロリーの3.6%、脂肪は27.3%だが、本来の、乳児への推奨量は蛋白7.2-12.0%、脂肪40-54%である。
Misperceptions and misuse of Bear Brand coffee creamer as infant food: national cross sectional survey of consumers and paediatricians in Laos
BMJ 2008;337:a1379, doi: 10.1136/bmj.a1379 (Published 9 September 2008)
【セッティング】 84 randomised villages in south, central, and northern Laos.
【参加者】 26名の Lao 小児科医、1098の住民成人(cluster sampling)
【結果】 26の小児科医師のうち、24名が両親が“しばしば”あるいは“ときどき”母乳代わりに子どもに与えているとの述べている。
首都では、小児科医は母親は仕事帰りにこれを用いている。
田舎では、貧民家族が母親が疾病もしくは死亡時に与えている。
1098名の成人調査にて、96%が、ミルクを含むものと信じ、46%がBear Brand ロゴが母乳代わりに与える正式な製品であると考えている。
80%は記述警告を読んでおらず、18%超ではこの製品を4.7か月齢(95%信頼区間 4.1-5.3ヶ月齢)に与えている。
誤解や誤用をもたらすような製品ラベルのイラストというのは、日本でも存在すると思うのだが・・・
各種商品はかわいい動物や子供のイラストを使いたがる。
メディア問題に分類したのは、某メーカーのコマーシャルメッセージ、真っ赤なのどがスプレーでもとに戻る動画・・・ああいうことで多くの誤解を招くだろう。・・・野放ししているのはなぜか?
メタボ対策の小林製薬「ナイシトール」、効き目の独自証拠なしで販売
2008年05月02日07時15分 / 提供:MyNewsJapan MyNewsJapan
・・・AIGの経済的危機状態判明のときの日本のマスコミの報道はかなり遅れていた・・・
マスコミに倫理を求めるのは無理なのかもしれない・・・規制しかないのだろうが・・・肝心の総務省・厚労省あたりは官僚の権益を守るのに懸命で・・・なにもしない
by internalmedicine | 2008-09-19 09:10 | メディア問題