人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ライフスタイルと寿命: 女性・比較的若年の場合 vs HALE project

頑盲な研究者や役人とやらが、メタボ検診とやらで、突っ走っている日本の現状

臨床的・公衆衛生上の努力の方向性を明確化するための研究がなされた上で行われているかはなはだ疑問

それを明確化する目的でなされた研究がBMJで発表されている

食事、身体運動、adiposity、アルコール摂取、喫煙などが、糖尿病・心血管疾患を含む慢性疾患のリスクと関連する。これらのリスクがどの程度関係するか・・・ライフスタイル要因寄与比例をMokdadらがその報告を行った(JAMA 2004;291:1238-45)。

11のヨーロッパ国のコホート研究で、10年フォローアップの全原因死亡の60%が非喫煙、健康ダイエット、規則正しい運動、中等度アルコール摂取を守らないことと関連しているという報告であった(the HALE project. JAMA 2004;292:1433-9)。

これらの研究は比較的高齢者で、男性が主体のものであり、若年、女性での状況は不明であった。

・・・ということで、以下の研究

Combined impact of lifestyle factors on mortality: prospective cohort study in US women
BMJ 2008;337:a1440, doi: 10.1136/bmj.a1440 (Published 16 September 2008)
【参加者】 77 782 women aged 34 to 59 years and free from cardiovascular disease and cancer in 1980.

【主要測定項目】 フォローアップ24年の5つのライフスタイル要因(喫煙、体重過多、中等度から強度身体活動、アルコール軽度~中等度摂取、低食事質スコア)に関する死亡相対リスク

【結果】8882の死亡(心血管疾患 1790、がん 4527)
ライフスタイル要因にて独立して有意に死亡率推定される。

ライフスタイルリスク要因無しと比較して、
癌死亡:3.26 (95% confidence interval 2.45 to 4.34)
心血管死亡:8.17 (4.96 to 13.47)
全原因死亡r:4.31 (3.51 to 5.31)

フォローアップ期間中の死亡の28% (25% to 31%)は喫煙で補正、喫煙・体重増加・身体運動で55% (47% to 62%) 補正される。

加えて、アルコール摂取考慮にてこの推定は補正されない。




年齢標準化全原因、癌、心血管死亡率(24年間)
・喫煙、運動不足(<30分)、質劣性食事、アルコール0もしくは≧15 g/日、肥満(BMI≧25)

by internalmedicine | 2008-09-26 09:37 | 動脈硬化/循環器

 

<< 身体活動性のある閉経前女性:運... コレステロール低下療法でガンは... >>