鳥のさえずりもVTA報償系ドパミン系ニューロン関与
2008年 10月 04日
せっせとメスを喜ばそうとするオス・・・それに自己陶酔するオス・・・そう考えると鳥のサエズリも・・・リニアPCMレコーダを使って録音するとそれに陶酔する私は・・・
Huang Y-C, Hessler NA (2008) Social Modulation during Songbird Courtship Potentiates Midbrain Dopaminergic Neurons. PLoS ONE 3(10): e3281. doi:10.1371/journal.pone.0003281
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人の脳も他の動物の脳も、rewarding stimuliに情緒的に正の影響を受けるようプログラム化されている。すなわち、食物や性的行動などである。
reward signalのcritical partは脳のVentral Tegmental Area、すなわちVTAのドパミン含有ニューロンの活動性増加によるものと考えられている。たばこや依存性ドラッグのようなもので人工的な報償をもたらすのである。
ほ乳類での研究でコカイン、アンフェタミンなどでVTA内のドパミンニューロンへのsynapticな結合が強い。
他との社会的つながりが健康な生活なために必要で、人動物をとわず、この活動のためにも報償系がはたらくはず。
発情期におけるメスに対する歌である「directed song」という問題
オスが一羽のとき、"undirected song”で、見えない仲間に対するコミュニケーションの試みであろう。以前の研究では、メスに対するサエズリの時のみ、VTAの多くの未同定ニューロンの活性化が見られたという報告であった。
Huang と Hesslerは今回、自然社会のinteraction、メスへのさえずりはVTA dopaminニューロンのsynaptic活性化と同様ということを見いだしたという報告
by internalmedicine | 2008-10-04 11:12 | その他