無呼吸症候群は食事の影響が大きい(RDI≧50)
2008年 10月 16日
"Associations of dietary intake and physical activity with sleep disordered breathing in the Apnea Positive Pressure Long-term Efficacy Study (APPLES)" J Clin Sleep Med 2008; 4: 411-417.
この研究の目的は、食事習慣と身体運動パターンが独立してOSAと診断された成人のSDBの重症度に相関するか検討したもの
320名のデータはApnea Positive Pressure Long-term Efficacy Studyから得られたもので、SDBの重症度を respiratory disturbance index (RDI) を用いて測定
独立線形回帰モデルをRDIを用いて独立した変数や、事前選択構成成分としてフィットさせる
結果、BMI、年齢、昼間の眠気補正後でさえ、very severeからextremely severeなSDB(RDI ≥ 50)では、コレステロール、蛋白、総脂質、総飽和脂肪酸の高い摂取していた。
女性において顕著
RDI≧50と<50で比較
1日あたりのコレステロール88.16g(95%CI:44.45 -131.86)
総蛋白 21.96 g (95% CI: 2.64 -41.29, p = 0.026)
総脂肪 27.75 g (95% CI: 3.38 -52.11, p = 0.026)
飽和脂肪酸 9.24 g(95% CI: 0.67 -17.80, p = 0.035)
カロリー消費 224.58cal(95% CI: 40.98 - 408.18, p = 0.017)
娯楽活動身体運動低下見られるが、RDI高値と関連したBMIの増加で説明できる
by internalmedicine | 2008-10-16 14:50 | 呼吸器系