満腹になるまで食べる+早食い → 体重増加

まぁ考えれば当たり前だろう・・・日本からの報告でBMJで速報記載


機序についての考察:食事のスピードは、総エネルギー摂取量と関連する。体重増加者ではエネルギー摂取量や他の因子補正後も変化無しであった。


The joint impact on being overweight of self reported behaviours of eating quickly and eating until full : cross sectional survey
BMJ 2008;337:a2002, doi: 10.1136/bmj.a2002 (Published 21 October 2008)
・満腹まで食べる: 男性:571 (50.9%) 、女性:1265 (58.4%)

・速く食い:男性:523 (45.6%) 、女性:785 (36.3%)


両性別とも、身長、体重、BMIで補正した最高年齢補正平均値、総エネルギー摂取は”満腹まで食べる”+”早食い”群に多かった(”満腹まで食べない”+”速く食いでない”群比較)

多変量解析での過体重となる補正オッズ比は、
・満腹まで食べる:
男性:2.00 (95% 信頼区間 1.53 ~ 2.62)
女性:1.92 (1.53 ~ 2.40)

・早食い
男性:1.84 (1.42 ~ 2.38)
女性: 2.09 (1.69 ~ 2.59)


両食事行為+の場合の多変量オッズ比は、両方無い場合に比べ
男性: 3.13 (2.20 ~ 4.45)
女性:3.21 (2.41 ~ 4.29)

by internalmedicine | 2008-10-22 15:50 | 動脈硬化/循環器  

<< 書籍:誤った情報提供で損害賠償責任 テレビ・コンピュータ使用で睡眠... >>