極低体重児の積極的光線療法が神経発達障害に効果
2008年 10月 30日
Aggressive vs. Conservative Phototherapy for Infants with Extremely Low Birth Weight
N Engl J Med. Vol.359:1885-1896 Oct. 30,2008
1000g以下の体重の新生児のランダム研究で、保存的phototherapyと積極的phototherapyの比較で、補正月齢18-22ヶ月時点での新生児死亡率、神経発達障害に関して有意な減少をもたらさなかったが、神経発達障害率を減少させた。
事前プラン化サブグループ解析にて、積極的phototherapy群では、生下時501-750gの死亡率の有意な増加が示唆された。極低体重児新生児への積極的phototherapy治療に関して重要な根拠となる
積極的治療群:生下時体重 501-750gの時、積極的phototherapyは、5mg/dL以上なら継続・再開
751-1000gの時は、5mg/dL以上の時積極的phototherapyを再開、その次の週に7mg/dL以上なら再開
751-1000g時、5mg/dLなら継続・再開、次の1週間で7mg/dL以上なら継続
従来の方法:8mg/dL以上(生下時体重 501-750g)、10mg/dL以上(751-1000g)
日本の基準とは随分異なるようだ・・・
http://www.pmet.or.jp/children/Manual2/04-03.htm
by internalmedicine | 2008-10-30 10:03 | 医学