ビスフォスフォネート系心房細動の重症合併症増加
2008年 10月 30日
入院・死亡に至る、いわゆる重症の心房細動となるオッズ比で、1.66(95%信頼区間 1.23-2.24)とalendronate (Fosamax) zoledronic acid (Reclast, Zometa) で増加。すべての重症度での心房細動のリスクは多いようだが、統計学的には有意な状態には至ってない
(OR 1.19, 95% CI 0.97 ~ 1.47)
Miranda J, et al "A meta-analysis of the risk of atrial fibrillation in bisphosphonate users" CHEST 2008; 134: s1002.
(http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/CHEST/11491)
その機序に関しては議論されていない。
フォサマックでは頻度を増やすいという報告がある
↓
Use of Alendronate and Risk of Incident Atrial Fibrillation in Women
Arch Intern Med. 2008;168(8):826-831
当ブログでは、”ビスフォスフォネートと心房細動発生:相反する2つの報告 2008-05-01”として、頻度増加させないという報告とともに記載。
by internalmedicine | 2008-10-30 14:56 | 動脈硬化/循環器