たこつぼ心筋症(ABS)の造影MRI:クリアカットな診断法といえるようだ
2008年 11月 01日
Differential diagnosis of suspected apical ballooning syndrome using contrast-enhanced magnetic resonance imaging
European Heart Journal, doi:10.1093/eurheartj/ehn433
左室カテーテル検査2005年1月から2008年1月まで連続6100名検討
59名(1.0%)が冠動脈所見正常だが、左室造影でapical ballooningを示す左室機能異常であった。
59名をcardiac MRI (1.5 T MRI scanner)施行
13名(22.0%)で、MRIにて心筋梗塞、8名(13.6%)で心筋炎
他38名(64.4%)が女性36名(年齢 73±10歳)で、“ABS”疑い例となった。
“delayed enhancement”及び“炎症”所見がないことが造影MRIの特徴
全例が、3ヶ月後フォローアップMRIにて正常の左室駆出率となっている。
同様に、EDVやESVもフォローアップ時に改善
by internalmedicine | 2008-11-01 11:15 | 動脈硬化/循環器