中等度運動後の回復期の発汗速度は筋肉の機械的受容器の影響による部分がある
2004年 07月 29日
Muscle mechanoreceptor modulation of sweat rate during recovery from moderate exercise
J Appl Physiol 96: 2115-2119, 2004
筋肉機械的受容体刺激が発汗速度を変化させるかどうかの研究。
7名の健康成人で20分の臥位運動施行(最大心拍数の65%時60 rpm)
運動終了後、60分受動的に足を動かした。このことで中枢命令の最小の活動性で筋肉の機械的刺激を行うこととなる。
食道体温、平均皮膚温度、心拍、平均血圧、酸素摂取量、皮膚血管コンダクタンス、発汗の速度は2つの運動形態でも変わらなかった。
運動回復のモードに関わらず食道体温、平均皮膚温度、皮膚血管コンダクタンスは差無し。一方、回復期の早期に、胸部・前腕部発汗速度が受動的回復モードでペダルこぎをしないときに比べて多かった(胸部: 0.57 ± 0.13 vs. 0.39 ± 0.14, 前腕: 0.30 ± 0.05 vs. 0.12 ± 0.02 mg·cm-2·min-1; both P < 0.05).
このことで、事前の活動している筋肉の機械受容体刺激が発汗速度に関与することが示唆された。
Yahooの記事になっている・・
by internalmedicine | 2004-07-29 18:25 | 運動系