2型糖尿病における血糖コントロールと9p21
2008年 11月 26日
・・・と言う話で
To examine the association of the 9p21 variant with CAD in individuals with type 2 diabetes and evaluate its interaction with poor glycemic control.
2型糖尿病における、9p21 variantとCADの関連を調査
Interaction Between Poor Glycemic Control and 9p21 Locus on Risk of Coronary Artery Disease in Type 2 Diabetes
JAMA. 2008;300(20):2389-2397.
リスクalleleのホモ接合性のある対象は有意に対照より頻度が高い (42.3% vs 28.9P = .0002).
この創刊は心血管リスク要因補正に影響されないが、不良の血糖コントロール下(HbA1cの不良三分位)でのリスク遺伝子型の影響は有意に増幅された(adjusted P for interaction = .048)
9p21リスク alleleをもたず、血糖コントロールの悪い患者でのCADリスクに関して、CADオッズ比は2倍増加 (odds ratio [OR], 1.99; 95% 信頼区間 [CI], 1.17-3.41)で、同じgenotypeで血糖コントロール不良の患者のオッズ比は4倍増加 (OR, 4.27; 95% CI, 2.26-8.01)
2つのリスクalleleを持ち・血糖不良コントロールでは、長期血糖コントロール測定(より最近のHbA1cより7年平均のほう)が、オッズ比は7.83 (95% CI, 3.49-17.6)で、同じ遺伝子型であるが血糖コントロール不良曝露がない場合に比べて1.54 (95% CI, 0.72-3.30)
9p21変異と血糖コントロール不良の類似相互作用はコホート研究10年死亡率に見られる(2つのリスク+血糖コントロール不良 43.6%、 2つのリスク alleleのみ 23.1%、血糖コントロール不良のみ 30.0%、どちらの要因もなし31.6%, P for interaction, = .036)
by internalmedicine | 2008-11-26 15:58 | 糖尿病・肥満