男性のみビタミンKでインスリン抵抗性改善

某エーザイ、全面広告らしい・・・新聞見ないからしらないけど(某メーカーがやろうとしているGERDスクリーニングに妥当性があるのだろうか? 2008年 11月 01日

今度は、グラケーで、インスリン抵抗性改善とか宣伝・・・なんてないだろうな

Human Nutrition Research Center on Aging at Tufts University (USDA HNRCA)

355名の非糖尿病男女(60-80)の3年間臨床トライアル

ビタミンKサプリメント投与男性がインスリン抵抗性の発症が少ない

ビタミンK投与はビタミンK 500μgで、Institute of Medicine's Food and Nutrition Board,推奨至適摂取量(AI)の5倍で、カルシウム・ビタミンDサプリメントも服用

ビタミンKサプリメント使用男性のみHOMA-R改善


Effect of Vitamin K Supplementation on Insulin Resistance in Older Men and Women
Diabetes Care 31:2092-2096, 2008

図表

男性:補正 6ヶ月後 0.05    36ヶ月後 -0.12
女性:補正 6ヶ月後 0.04   36ヶ月後 0.28



考察機序としては・・・
動物実験では低ビタミンK食のときはインスリン早期反応が障害され、インスリン分泌が増加するというプロセスをきたす。carboxylateされてないosteocalcinは、ビタミンK依存性の骨蛋白で、β細胞増殖を来してβ細胞のインスリン分泌を促進し、エネルギー消費、adiponectin発現をマウスでもたらす。
今回の研究ではビタミンK投与男性において、インスリン感受性をビタミンKが炎症減少させることで改善した可能性がある。ビタミンKはin vivo・in vitroでLPS誘起性炎症を減少させることも知られている。

by internalmedicine | 2008-11-27 15:07 | 糖尿病・肥満  

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