女性でもアルコールと心房細動の関係あり

アルコール摂取量と、心房細動の相関関係は異なる報告内容

以下4つは一定の傾向みとめず
・Framingham Heart Study( JAMA. 1994;271:840-844.) 
・Manitoba Follow-up Study( Am J Med. 1995;98:476-484.)
・Multifactor Primary Prevention Study (J Intern Med. 2001;250:382-389.)
・Renfrew/Paisley Study(Heart. 2001;86:516-521.)

しかし、Cardiovascular Health Study((Circulation. 1997;96:2455-2461))では、用量依存的な関連で、心房細動減少効果が認められた。

最近での報告( J Clin Epidemiol. 2002;55:358-363.)は補正相対リスクで、週アルコール42単位(420g)超のとき補正相対リスクは2.4(95%信頼区間1.4-4.1)の報告であった。


アルコールの種類・パターンと心房細動リスクの研究はない。Danish Diet, Cancer, and Health Study cohortで、アルコール摂取による心房細動・心房粗動のハザードのpotentialを検討。アルコールの1日あたりの消費量、アルコールの種類を検討したもの


結論としては、Women's Health Studyの解析にてConenらが、定期的アルコール摂取と心房細動の関連を女性で見いだした。
12.4年フォローアップで、1日2ドリンク飲酒では心房細動発生リスク増加みとめなかったが、2ドリンク以上の時はそのリスク増加が見られた。



Alcohol Consumption and Risk of Incident Atrial Fibrillation in Women
JAMA. 2008;300(21):2489-2496.



男性:
女性でもアルコールと心房細動の関係あり_a0007242_9254387.jpg


女性:
女性でもアルコールと心房細動の関係あり_a0007242_9255766.jpg


いづれも、増加はしているようだが、有意差がない・・・特に女性ではフラットな影響のようである
著者らの結論通りでよいのか・・・ちょっと議論が必要と思う。

by internalmedicine | 2008-12-03 06:45 | 動脈硬化/循環器  

<< システマティックレビュー:先発... 吸入ステロイドのアドへランスの... >>