2型糖尿病・閉塞型無呼吸患者ではCPAPでCGMS血糖改善する

2型糖尿病+閉塞型無呼吸症候群(OSA)はよく合併する病態である。OSAはインスリン抵抗性増加と相関するが、CPAP治療の血糖コントロールへの効果は一致した報告がない。
しかし、HbA1c・インスリン感受性 エンドポイントの研究は睡眠中の短期的変化のみを反映しないという問題がある。連続的血糖モニタリングシステム (continuous glucose monitoring system: CGMS) を用いたもの
e.g. http://www.freestylenavigator.com/ab_nav/
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CPAP Therapy of Obstructive Sleep Apnea in Type 2 Diabetics Improves Glycemic Control During Sleep

【方法】 糖尿病&OSA新規診断患者、20名の患者持続血糖モニタリングシステムで5分ごとにinterstitial glucoseを測定
この計測をCPAP平均41日後繰り返す
全ての患者は一定した食事と薬物療法
PSGの30秒エポックを、持続血糖モニタリング値とマッチさせ、睡眠時血糖を計算し、睡眠中の全エポックスコアの平均を計算した。

【結果】 平均睡眠時血糖は未治療から治療で減少(122.0 ± 61.7 mg/dL → 102.9 ± 39.4 mg/dL; p = 0.03 by Wilcoxon paired rank test)

睡眠中血糖は治療後安定(SD 中央値20.0 → 13.0 mg/dL (p = 0.005)、平均最大・最少値相違 88 → 57 mg/dL (p = 0.003)

平均HbA1c 7.1% → 7.2% で有意差無し

【結論】 対照群を欠く研究だが、結果は、2型糖尿病+OSA合併の患者でのCPAP治療は睡眠時血糖値は減少しより安定化する。




でも、HbA1cで変化しない、夜間の血糖変動が果たして、動脈硬化に影響をあたえているか?人間ではまだわかってないという反論が・・・” "peak" and glucose "spike"(Diabetes Res Clin Pract. 2008 Nov;82(2):262-7. Epub 2008 Oct 23)や”Oscillating glucose”(Diabetes. 2008 May;57(5):1349-54. Epub 2008 Feb 25.)でさらに反論されるだろうが・・・そして論争は続く・・・だろう。


CGMSは1000$程度で、月1回のセンサーを買える必要があり、パック入り5個で375$( www.continuousmonitor.com)程度らしい

by internalmedicine | 2008-12-16 10:55 | 動脈硬化/循環器  

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