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2型糖尿病に対する 低GI食 と 高穀物線維食の比較

2型糖尿病の治療の世界では、ACCORD研究のインパクト(
ACCORDトライアル AHA ステートメント 2008年 02月 22日
)がいまだ継続している。頼るべきはライフスタイルの変容ってことか?ただ、論文中にはα1GIの再評価を促す記載がある・・・タケダ・バイエルあたり(内心 ・・・ タケダのトライアル発表の内容に問題有りすぎて嫌いだから肩入れしたくないが・・・)はもうちょっとがんばった方が良いのかもしれない? 


再掲載(
過体重・肥満若年者に対する糖負荷4種類の比較 Glycemic Index 2006年 07月 25日
glycemic index
炭水化物は全て単一に考えられていたが、果糖やショ糖のような分類法も使われたが、たとえば小麦食品などは複雑であり、単純化が難しい。
単数・複数の炭水化物を糖より血糖を増加させるかどうか、単純化したもの
【方法】50gの炭水化物と対象食品(白パンか純粋なブドウ糖)を異なる日に同量摂取させ、ブドウ糖測定のため前値と、食後数時間後の採血を行う。時間とともに血糖値をプロットし、このGIは対象食試験後の血糖カーブの下部面積であらわし、対照食を100とした時の比率である。
http://lpi.oregonstate.edu/infocenter/foods/grains/gigl.html




ここでは、”High–Cereal Fiber Diet”を高穀物繊維食と訳したが、本来の訳が別にあるのかもしれない・・・



低GI食は血糖コントロール改善をもたらし、心血管リスク要因にベネフィット効果があることが示唆されるデータがあるが、2型糖尿病への食事の有効性に関してまだ疑問が残る。
Jenkinsらは経口薬物によるコントロールされている・臨床的に有意な心血管・腎疾患・肝疾患のない2型糖尿病患者にランダムに、低GI食か高cereal fiber食アドバイスを割り付け、糖コントロールと心血管リスク要因を評価した。
低GI食による6ヶ月治療は、高cereal食に対して、中等度hemoglobin A1c低下と、HDL増加をもたらした。


Effect of a Low–Glycemic Index or a High–Cereal Fiber Diet on Type 2 Diabetes
A Randomized Trial
JAMA. 2008;300(23):2742-2753.
【序】 血糖降下剤を用いた臨床トライアルは心血管ベネフィットを示せていない。低GI食は血糖コントロールと心血管リスク要因を改善させる可能性があるが、トライアル限界のため有効性についての議論が続いているところである。

【目的】 2型糖尿病患者での低GI食による血糖コントロールと心血管リスク要因への影響

【デザイン、セッティング、対象者】 ひとつのカナダの大学病院研究センターでランダム、平行研究で、2型糖尿病治療210名の、血糖降下治療で新聞広告で募集をかけ、それぞれ6ヶ月間の2つのダイエット治療をランダム割り付け、2004年9月16日から2007年5月22日まで

【介入】 High–cereal fiber or low–glycemic index dietary advice.

【主な主要測定項目】 HbA1cの絶対的変化、二次測定としての空腹時血糖・心血管疾患リスク要因

【結果】 ITT解析にて、高穀物繊維食ではHbA1cは -0.18%(95% 信頼区間 [CI], –0.29% to –0.07%) 絶対値として低下で、低GI食では-0.50%(95% CI, –0.61% to –0.39%) (P < .001)


低GI食ではHDL 1.7 mg/dL(95% CI, 0.8-2.6 mg/dL)増加で、高穀物繊維食では–0.2 mg/dL (95% CI, –0.9 to 0.5 mg/dL) (P = .005)

食事glycemic indexの減少はHbA1c濃度の低下とは正の相関を示し、HDLコレステロールと負の相関を示す (r = –0.19, P = .009)

【結論】 2型糖尿病患者において、低GI食は高穀物繊維に比べ6ヶ月治療で中等度HbA1c低下をもたらす。






2型糖尿病に対する 低GI食 と 高穀物線維食の比較_a0007242_9415636.jpg

(American Journal of Clinical Nutrition, Vol 34, 362-366, pdf


食事療法戦略として、糖尿病コントロール化以前とともに心血管疾患リスク要因の改善が目的であり、低GI食はコントロール良好のベネフィットともに、HDLーC増加、TG低下、PAI、HS-CRPの改善、糖尿病発生低下などの好影響を生じる。


α1glucosidase carbohydrate absorption inhibitor は低GI食の状況を作り出し、さらに、メタアナリシスで、糖化蛋白の低下は有ったが、明かな臨床的効果を示すことができなかった治験(Diabetes Care. 2003;26(8):2261-2267、 Am J Clin Nutr. 2008;87(1):114-125.)がある。しかしながら、これらは比較的小数で短期間の検討であった。





低GI食って、大塚製薬がいびつな図で説明している・・・上図をみればこのペテンがわかる。

by internalmedicine | 2008-12-17 08:21 | 動脈硬化/循環器

 

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