COPD: 自宅ベースRehab. vs 病院外来Rehab.
2008年 12月 18日
タイトルは、かなり誤解を振りまきそうだが、自宅プログラムといっても4週間の強化教育プログラム後の導入である。
Effects of Home–Based Pulmonary Rehabilitation in Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Annals of Internal Medicine Vol. 149 Issue 12 p869-878 16 Dec. 2008)
【目的】 COPD患者に対して、自己モニター化、自宅ベースリハビリテーションが外来、病院ベースリハビリテーションと同等に有効かどうか
【デザイン】 Randomized, multicenter, noninferiority trial.
【セッティング】 カナダの10 学術・地域医療センター
【患者】 252名の中等症から重症COPD
【介入】 4週の教育プログラム後自宅ベースのリハビリテーション vs 外来、病院ベースのリハビリテーション8週間
40週間フォロー、1年間施行
【測定】
・主要アウトカム測定: Chronic Respiratory Questionnaire 呼吸困難subscale scoreの変化
修正ITTアプローチで初期解析行い、それは特異的なフォロアップ期間でのデータを用いたものであり、アドヘレンスのレベルに従うもので、センター、性別、ベールサインに基づく回帰モデル解析を行った。全ての相違は自宅介入-外来介入で取り扱う
【結果】 両介入は、1年後同様なCRQ呼吸困難subscaleをもたらし、
・自宅介入:0.62 (95% CI, 0.43 ~ 0.80) units(n = 107)
・病院外来介入:0.46 (CI, 0.28 ~ 0.64) units (n = 109)
1年時点での2治療群の差は小数で、臨床的に有意差無し
差95%CIは事前特異化非劣性境界0.5を越えず、スコア差f 0.16 (CI, –0.08 ~ 0.40)
多くの副事象イベントはCOPD急性増悪と関連
重症副事象は研究介入によるものではない
SUMMARIES FOR PATIENTS(http://www.annals.org/cgi/content/full/149/12/I-56)(全文 pdf
The Best Care for Life
http://www.muhc.ca/
http://www.muhc.ca/media/news/item/?item_id=103406
by internalmedicine | 2008-12-18 09:17 | 呼吸器系