睡眠時間長ければ、冠動脈石灰化少ない

以前、睡眠時間は長短とも糖尿病のリスク要因 テストステロンとの関係 2006年 03月 16日
睡眠時間と寿命 2007年 12月 04日というのがあったが・・・

”長い睡眠時間だと冠動脈石灰化は少ない”という論文だが、睡眠時間の長さの規定要因がなんなのか?肥満との関係(、ストレッサーの問題、癌との関係( Sleep Med Rev. 2008 Dec 16. )、脳機能との関係(Neuroscience. 2008 Nov 21.)、内分泌機能との問題、ドパミン機能・・・などの関係が背後にあるのかもしれない。


短い睡眠時間は心血管疾患発症リスクと関連し、血圧上昇との関連が見られる 2008年 11月 11日とあわせ考えるべきであろう。

睡眠時間といくつかのリスク要因と関連するというエビデンスがある。Coronary Artery Risk Development in Young Adults (CARDIA) cohort のデータ解析にて、Kingらは、睡眠時間・睡眠の質の客観的・主観的測定値は、5年フォローアップ時の石灰化発症と関連。

著者らは、睡眠時間の客観的測定値が、石灰化発症頻度減少と関連しているtことを示し、それが他の寄与因子・交絡因子と独立した因子であるということを示した。


Short Sleep Duration and Incident Coronary Artery Calcification
JAMA. 2008;300(24):2859-2866.

関与の関連する交絡因子:年齢、性、人種、教育、無呼吸リスク、喫煙状態
mediator:脂質、血圧、BMI、糖尿病、炎症性マーカー、アルコール摂取量、うつ、hostility、自己報告医療状況

睡眠測定 (wrist actigraphy measured duration and fragmentation, daytime sleepiness, overall quality, self-reported duration)

対象者は、ベースラインでは石灰化無し


5年フォローアップで石灰化頻度 12.3%(n=61)

睡眠時間測定値が長いほど有意に冠動脈石灰化発生頻度低下と関連する(補正odds ratio, 0.67 /時間 [95% 信頼区間, 0.49-0.91 /時間]; P = .01)

影響有るほど、その程度や有意性に関して補正される寄与因子は存在しない (補正オッズ比は0.64~0.68/睡眠時間; maximum P = .02)

代替的睡眠metricsも有意に石灰化と関連せず





8時間以上寝ましょう・・・7時間が最適とは限らないというのが各論文の考察に掲載されているが・・・日本のマスゴミではこの7時間てのが一人歩きしているのをみたことがある

by internalmedicine | 2008-12-24 09:06 | 動脈硬化/循環器

 

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