小児がん放射線治療後のマンモグラムの不徹底ぶり
2009年 01月 28日
”Childhood Cancer Survivor Study”で、Oeffingerらは、現行ガイドライン推奨マンモグラフィー・サーベイランスを行い、スクリーニングマンモグラム不徹底ぶりを報告した。
Breast Cancer Surveillance Practices Among Women Previously Treated With Chest Radiation for a Childhood Cancer
JAMA. 2009;301(4):404-414.
2005年6月から2006年8月、小児悪性腫瘍生存624名25-50歳女性に対して、114項目アンケート調査
胸部放射線を受けた人達で、 Childhood Cancer Survivor Study (CCSS)参加者、1970-1986年の North American cohort生存者
対照は、同様なんれんれいの胸部レントゲン放射線を受けてない小児悪性腫瘍生存者(n=639)とCCSS兄弟 cohort(n=712)
主要アウトカム測定は、事前2年以内のスクリーニングマンモグラム
1967名の癌生存者・同胞に接触率、87.9%
胸部放射線照射歴551名の女性のうち、2年以内にスクリーニングマンモグラム報告は55%
年齢25-39歳:36.5%; 95% 信頼区間 [CI]], 31.0%-42.0%; 40-50 歳, 76.5%; 95% CI, 71.3%-81.7%).
胸部照射無しの生存者では40.5%、CSS同胞では37.0%
胸部照射歴のある女性のうち、40歳未満の47.3%(95%信頼区間 41.6%-53.0%)がマンモグラム受けたことが無く、40-50歳の 52.6% (95% CI; 46.4%-58.8%)のみが規則通りの検診(4年内に2回のマンモグラム)を受けている
多変量解析モデルでは、若年女性は特に相関が強い ( 25-39 歳, prevalence ratio [PR], 3.0; 95% CI, 2.0-4.0; 40-50 歳, PR, 1.3; 95% CI, 1.1-1.6)
by internalmedicine | 2009-01-28 12:13 | がん